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10年間返済不要融資とは?
「中小企業の成長」と「そこで働く人の成長」を支援する会計事務所
所長の山田俊輔です。
「日本中の中小企業を元気にし、100年企業を創る」という使命と持ち、
「中小企業の成長」と「そこで働く人の成長」を支援して
日本を活性化させたいという企業理念で、
大阪の本町で、
Star Member (スタメン) 公認会計士・税理士事務所
と
株式会社日本会計サービス
を経営しております。
「未来」や「成長」や「経営」をテーマとしてブログを書いています。
今日は、
「10年間返済不要融資」
について考えてみたいと思います。。
10 年間返済不要な融資とは?
世の中には、たくさんの融資獲得ノウハウ本や、
中小企業金融にまつわるメールマガジンなどがあり、
「10年間返済不要な融資」といった、
そのニーズに該当する企業からすると話を聞いてみたいという気持ちになる、
魅力的な表現をしているものも少なくありません。
しかしその内容をみると、そこまで簡単な話でも無いというものもよくあります。
「10 年返済不能の資金調達」というフレーズもその1つです。
かなり昔から、この内容でのセミナー開催をPRし、
企業を集客しているコンサルティング事業者があります。
一貫してこのタイトルで企業を集めているようです。
最近でも、経営者の方々から「10 年間返済不要な融資」セミナーのお知らせの案内が来たがこれってメリットあるの?
というお問い合わせいただきました。
そこで、この融資の内容について触れておきたいと思います。
この融資は決して特別なものではなく日本政策金融公庫の制度融資なのです。
挑戦支援資本強化特例制度 ( 資本性ローン)と呼ばれています。
日本政策公庫の国民生活事業(昔の国民金融公庫) と中小企業事業(昔の中小公庫) が窓口となっています。
1. 国民生活事業(融資限度額4,000 万円)
2. 中小企業事業(融資限度額 3 億円)
内容としては、
ベンチャー企業や新事業展開などで利用する
いわば前向きな資金調達といえる「挑戦型」と
事業再生等に取り組む場合の「再生型」
に区分されます。
特徴は以下の通りです。
メリットといえる特徴
・期日一括返済型の借入である
(5 年1 ヵ月~ 15 年の一括返済で利息のみ毎月支払います)
・無担保、無保証人での借り入れが可能
・借入には違いないが、金融機関が審査を行う際には資本とみなせる借入
(あくまで金融機関が見た場合= 決算書には表れない)
デメリットといえる特徴
・審査(実行までに) に相当の時間が必要
(最低でも1 か月程度、審査は通常よりも厳しい)
・金利設定が業績に応じて変動(良好な時の金利は高い)するので、
途中返済が出来ないので好業績が続くと重い金利負担が気になる
(制度利用が悔やまれるケースもある)
・経営状況の定期的な報告が必須
・繰り上げ返済が不可
専門家へ相談してみましょう
このように、メリットも大きな融資でありますが、
一方のデメリットも十分に理解してすすめる必要があります。
とはいえ、興味がある経営者様は一度、日本政策金融公庫の窓口に相談してみることをおすすめします。
また、コンサルティング会社などのセミナーに参加せずとも、
弊社から日本政策金融公庫の担当者をご紹介いたしますので、
ご興味のある方はお気軽にご相談ください。
<引用・参照:経営サポートナビ(株式会社エフアンドエム発行)>
融資や金融機関に関すること、
税務や経営サポートのご相談は、
Star Member (スタメン) 公認会計士・税理士事務所
までお気軽にどうぞ。
今日はここまでです。
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